![山並み](https://ikeda-kibou100.jp/wp-content/uploads/2020/08/DSCF8900-scaled.jpg)
2020年9月18日
森のエネルギーをまちのエネルギーに
mono
2024年5月1日
令和6年3月24日。成人年齢が18歳となり「二十歳の成人式」はなくなりましたが、池田町では例年どおり20歳の節目を祝う「二十祭の式典」が開催されました。
ウッドラボの取り組みの一環である「木のある豊かな暮らしづくり」を通して、人生の大きな節目である20歳をお祝いしたい!という想いから、オリジナルの置時計を企画・製造し、参列者のみなさんに贈呈しました。
同級生の人数「13」をテーマにした時計
池田町の面積の9割以上が森林で、その約半分を広葉樹林が占めています。豊かな森を活かし、守り育て、人と森のつながりを紡いでいくことを目的とした「木望の森100年プロジェクト」に取り組むうえで、これまで薪や炭用材として暮らしを支えてきた広葉樹を活用することは、山を生かしていくためにも重要です。また、老齢木に被害の多い“ナラ枯れ病”が徐々に進行しており、ナラをはじめとした広葉樹利用は喫緊の課題です。今回の時計には、池田町産のナラ材を使用しました。
時計は、同級生の13人の環(わ)をテーマに製作しました。時計の盤面には12個の真鍮インデックスを埋め込み、1時間を1人とみたてています。針が一周する12時間は自分以外の同級生である12人、次の1時間を自分自身となぞらえデザインしました。これから立ち向かう人生の様々な場面で「これまで池田で過ごした大切な時間があったこと」「12人の同級生との絆」を思い出してほしい、という想いを込めたものです。
時計の箱には町長からのメッセージを添えました。内容は、池田町で20歳を迎えた13人へのエール。また、ふるさとのまちづくりに力を貸してほしい、という想いが記されています。さらに、時計の裏面には13人がたがいに贈りあった言葉を刻印しました。たくさんのアイデアを盛り込んだ、離れた場所にいても友や故郷とのつながりを感じられるオンリーワンの時計となりました。
裏面の刻印 杉本町長からのメッセージ
池田町の取組みであるウッドファースト事業の一環で、1歳の誕生日を迎えたお子さんに「つみきのくるま 木コロン」、新小学一年生に「6年間つかう木の学習机と椅子」など、成長過程にあわせた木製品を町内の皆様にお届けしてきました。今回の20歳の記念品も含め、今後も町民の方々の人生の節目を彩る木製品を開発し、池田町での暮らしをより豊かにしていけるよう「木望の森100年プロジェクト」に取り組んでまいります。
つみきのくるま 木コロン 新一年生へ贈る学習机