2021年10月1日
RIVER SEA GROUND 完成★しました!
koto
2020年11月15日
森林バイオマスは、「木材」に由来する再生可能な資源のことです。 森林で育った木は、伐採され、住宅などを建築するための用材として活用されます。 しかし、森林の木すべてが利用されているわけではありません。 コストがかかるあまり搬出ができなかったり、そもそも柱などに使えない曲がった木などは、利用されずに山に残されているものも多くあります。 これらを資源として価値を見出そうと、再生可能エネルギーとしての利用が全国で取組まれています。 【参考1】木質バイオマスとは?(林野庁ホームページ) ※一般的には、未利用となっている林地残材のほかに、製材工場の残材、建築廃材なども含め、総じて「木質バイオマス」と呼ばれます。
池田町には、豊かな森の資源があります。 これらを余さず利用していくことは、わたしたちに与えられた恵み(資源)を無駄にせず活かす、ということになります。 (用途に合わせて、無駄なく使いきることを「カスケード利用」と言います。) また、”地元にあるもの”で暮らしに必要なものをまかなうことで、 地域の外からわざわざ資源を持ってこなくてよくなります。 例えば、暖をとるのに欠かせない「灯油」も、海外からコストと時間をかけて運搬してきています。 もちろん、灯油を買った代金は、海外の産油国に支払われることになります。 それだけではなく、運搬するために多量の温室効果ガスを排出しています。 これを「薪」や「木質チップ」などの地元の燃料に替えるだけで、環境にもやさしい選択をすることになり、 地元に仕事ができるので、地域の経済を活性化することにもつながります。
家庭でも、「薪ストーブ」や「ペレットストーブ」を使って暖をとる方もいると思います。 これも家庭でできる、「木質バイオマス燃料」の「熱エネルギー利用」 です。 池田町では、建て替え予定の池田町役場庁舎をモデルとして、木質バイオマスを利用した熱エネルギー供給システムを実現するため、 今年度、具体的なプランづくりを行っています。 家庭よりも規模の大きな公共施設になるので、薪やチップを燃料とする「木質バイオマスボイラー」を利用するということになります。 【参考2】木質バイオマスの熱利用について(一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会ホームページ)
わたしたちの町を、持続可能なまちにするためには、 わたしたちの暮らしから、地域をつくる選択をしていくことが大切です。
総務省の事業「分散型エネルギーインフラプロジェクト(マスタープラン策定事業)」を活用しています。 ○プロジェクト期間 :令和2年8月~令和3年2月 ○総務省事業について:分散型エネルギーインフラプロジェクトの推進について ○調査委託業者 :株式会社森のエネルギー研究所 ○内容 :新庁舎および周辺施設を対象とし、 木質バイオマスを利用した熱供給インフラシステムについて具体的なシステムの検討、 木質バイオマス燃料の供給方法等について計画を作成する。